フラミンゴが飛び立つ先。Tokyo Flamingo(トーフラ)、全メンバー卒業。 #トーフラ

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2020年3月21日、1つのアイドルグループが区切りを迎えました。

Tokyo Flamingo(トーフラ)の全メンバーが卒業し、活動休止となりました。

推していたグループなので、書き留めたいことがたくさんあります。

トーフラへの想いを少し語ろうと思います。

1人のオタクとフラミンゴの出会い

僕がトーフラと出会ったのは、元メンバーの福士マイカちゃん生誕イベントでした。

2018年6月のことです。忘れもしません。僕が初めて地下アイドルを推し始めた日なので。

それまでは、いわゆる地上アイドルである『GEM』を推していましたが、この年の3月に解散しています。

GEMメンバーだった村上来渚がソロで活動を始め、僕は彼女の現場へ足を運んでいました。

ある日、村上来渚がなにやら生誕イベントへ出演するという情報が流れてきました。

それが、Tokyo Flamingoメンバーの生誕イベントだったというわけです。そりゃ推しが出演するイベントには行きますよね。

衝撃でした。今まで地下アイドルはほとんど観たことがなかったのですが、地下アイドルを知りました。いや、Tokyo Flamingoを知りました。

惹きつけられるものを感じました。楽曲、ダンス、メンバー、雰囲気。どれをとっても僕の琴線を揺らしました。

なぜ僕の心が惹きつけられたのか。後に答え合わせをすることになります。

…それから1年と9ヶ月ほど、細々とトーフラの現場へ通っていました。

トーフラのライブは毎週、いや毎日のようにありました。僕はちょいちょい足を運びました。

メンバーの卒業と追加。衣装が変わったり、新曲が追加されたりもしました。

生誕イベントで推しを祝ったり、TIF出場を争うライブで応援したり、出場したTIFの2ステージを観て感慨にふけったり。メンバーがまた卒業したりもしました。

この年のTIFは、行くつもりがなかったんです。なんせ中堅アイドルが軒並み解散し、推しグループも解散してたんです。でもトーフラが勝ち上がって出場を決めてくれたから行きました。トーフラが僕をTIFへ連れて行ってくれたんです。

7人体制になったのも見届けましたし、ワンマンライブで未来を感じたりもしました。

そんな感じです。僕とトーフラは。

Tokyo Flamingoからのお知らせ

2020年3月15日、公式ツイッターから「Tokyo Flamingoからのお知らせ」と題したツイートが投稿されました。

ツイートに直接お知らせの内容を書いてるわけではなく、公式サイトのリンクがあるのみです。こういうときは、とても大きなお知らせです。

お知らせの内容は、

  • 2020年3月31日をもって全メンバーが卒業
  • 現体制での活動を終了
  • グループとしての活動を一時休止

というものでした。

ラストライブ

最後のライブは、2020年3月21日のこちらのライブとなりました。

セトリ

    SE

  1. VIVID
  2. Everybody
  3. Ride on night
  4. Flyhigh
  5. macaron
  6. The Infinity Future
  7. MC

  8. 深夜流星群
  9. MC

持ち時間30分。持ち曲全曲披露でした。

持ち時間30分は決して短くありません。アイドルの対バンイベントとしてはかなり長いです。最後のライブだということで長めに時間を取ってくれたんだと思います。

最高のパフォーマンスでした。とてもいいライブでした。

オタクの熱量が凄まじく、会場全体がキラキラ輝いてました。

あんなにライブハウスでぎゅうぎゅうになってライブを観たのは、本当に久しぶりでした。マジでパンパンでした。トーフラの最後を見届けに来た方がたくさんいらっしゃったんです。

『The Infinity Future』あたりでこみ上げてくるものがありました。

『深夜流星群』のイントロがかかり、いよいよ涙を我慢できなくなりました。エモすぎるんですよねこの曲。最後に持ってくるだろうなとは思ってましたが、わかっていても抑えられませんでした。

特典会では、ライブハウスの入り口まで続く長蛇の列。本来は、並行物販だったので19:35〜20:35という割り当てだったのですが、イベンターさんのご厚意で終演後物販の終了である22時まで延長されました。

おかげで、推しを含めて何人かには最後の挨拶ができました。

特典会が終わって、最後に一人ひとり挨拶。特典会会場で、トーフラメンバーをオタクが囲んで見守っていました。

本当の最後、メンバーが捌けた後にマネージャーの吉岡さんからも。吉岡さんも涙を流しながら話しておられ、どうしようもなかったんだなと悟りました。

全メンバー卒業の理由

僕なりに、全メンバー卒業となってしまった2つの理由を考えました。全て僕の推察ですので、参考程度になさって下さい。

1つ目は、新型コロナウイルスの影響です。

少なからずあると思います。

僕自身、現場へ足を運ぶことをためらっていましたし、実際行けていませんでした。そういう方は僕だけではないと思います。

それでもグループを応援しようと通われていた方々には尊敬の念しかありません。

こういった情勢の中で、お客さんの絶対数は減っていたと思います。グループの運営にダメージが出たことは容易に推察できます。

2つ目は、岩崎夢生の卒業です。

これが決定的なんじゃないかと思っています。

「全員同時に卒業なんじゃないの?」とお思いかもしれませんが、裏事情があるっぽいです。

あの時、私は"この生誕が最後"そう決めていました。 

去年のゆきりん生誕時点で自分の卒業を決めていたんですね。去年のゆきりん生誕というと、2019年11月です。

その時から卒業、引退を強く考えるようになりました。でも新メンバーが入ってくれて、状況も状況だったし、言い出すことも難しくどうしようかなーなんて考える日々が続いてました。そんな時、色々と大変なことも重なってマネージャーさんと話してたら卒業が決まった。と言われたんです。元々もう長くはやれないです〜なんてふざけたりもしながら伝えていたから、このタイミングで言ってくれたんですかね。

そしてその後、どのメンバーよりも先にゆきりんの正式な卒業決定があったものと思われます。

仮に、7人いるメンバーのうちゆきりんだけが卒業した場合、どうなるでしょうか?

今までゆきりんがプロデューサー兼メンバーとしてグループを引っ張ってきたことを考えると、ゆきりんの卒業は余りにも穴が大きすぎます。

残された6人でトーフラを続けていくというビジョンを、メンバー・スタッフ含めて誰も想像できなかったのではないでしょうか。

プロデューサーがやりたかったこと

岩崎夢生は、プロデューサーとして、リーダーとして、そしてメンバーとしてTokyo Flamingoを動かしてきました。

トーフラは、アイドルなら誰もが憧れるTIFに出場もしたし、ワンマンライブも開催しました。

ゆきりんは、ブログにてこう語っています。

去年の生誕前に次の1年どうやって頑張ろうかな?そう1人考えたんです。10年目、目標は何にしよう?って。

その時、悲しいことに何も浮かばなかったんです。でもそれと同時に嬉しくもなりました。自分勝手だけど、私がやりたいことはやり尽くした、アイドルとしての岩崎夢生終わりかな、って。

アイドルとして、プロデューサーとして、やりたいことをやり尽くした。だから卒業する。

これ以上ない理由です。そんなの納得せざるを得ません。

そして、僕は最後の特典会で、ゆきりんからトーフラの根幹を聞きました。

「GEMをやりたかった」と。

全てがつながりました。

GEMといえば、本格的なダンス&ボーカルを追求したアイドルグループでした。楽曲もキュートなアイドルポップスではなく、クールでシックな感じでした。僕は、そのGEMを推していました。

トーフラのコンセプトは、

全てはステージで魅せる

です。GEMと同じく、ステージパフォーマンスを重視しています。楽曲も、キュートなアイドルポップスというよりは、カッコよくてスタイリッシュな印象です。

なぜトーフラは僕の心を惹きつけたのか。

それは、僕が推していたGEMを、ゆきりんがトーフラとして再構築したからだったんです。

僕のためにリップサービスで言ってくれただけかもしれません。そうだとしても、自分の中で合点がいきました。

「GEMをやるには歌やダンスのスキルがいるから、とても難しい。だからせめて曲を近づけた。」

と彼女は語ってましたが、GEMのオタク(GEMILY)だった僕を釣ったので大成功しています。ゆきりんのやりたかったことは、できたと言って差し支えないと思いました。

トーフラのステージは、他の地下アイドルとは明らかに雰囲気が違いました。少なくとも、僕の目にはそう見えました。

僕は、推すべくして推したんだなと。ハッキリと悟りました。

メンバーの今後

全メンバーが卒業という形になりましたが、岩崎夢生以外は、みんな芸能活動を続けるそうです。

今の事務所は離れるみたいですが、ひとまず安心です。

僕の推しである綾瀬絵梨香ちゃん、そして密かに応援していた吉永由莉子ちゃんも活動を続けてくれるみたいです。

でも、岩崎夢生という人は引退してしまいました。

推しのことを書くべきなんですが、この事実が頭から離れなくて、、、

今まで頑張ってきたゆきりんに対してこんなことを言うと酷ですが、正直に言うと、またステージに立っているゆきりんを見たい気持ちが消えません。

今から思っても遅いですが、ゆきりんはアイドルとしてすごかったんです。

  • 安定感のある歌唱力
  • ダンスパフォーマンス
  • アイドルとしての愛嬌
  • 特典会での神対応

アイドルとして持っているべきものを全部持ってるんです。9年というキャリアは伊達ではありません。アイドルとして完璧なんです。こんな人そうそういません。

加えてグループのプロデュースまでしてたんです。最強アイドルそのものやん。

推しはゆきりんではなかったですが、ゆきりんのすごさは十分わかっているつもりです。

最後の特典会のとき、お互いに「ありがとう」と言い合いながら固い握手をしました。

僕からは、

「トーフラを作ってくれてありがとう」
「推しに出会わせてくれてありがとう」

ゆきりんからは、

「GEMILYのあなたが、トーフラを好きになってくれてありがとう」
「自分が選んだメンバーを、エリカを推してくれてありがとう」

こんな感じで言ってくれました。

アイドルゆきりんとして接してくれたと同時に、プロデューサー岩崎夢生からも想いを受け取った気がしました。

終わりに

1つのアイドルが終わってしまいました。

数年前の自分は、自分が地下アイドルに通うなんて全く思っていませんでした。

トーフラは、僕と地下アイドル世界をつないでくれました。

楽しいことがたくさんありました。

推しのグループが解散した僕に、「アイドルを推すこと」はすごく楽しいことなんだと、トーフラは改めて感じさせてくれました。

解散ではないので、メンバーを刷新してリスタートするかもしれません。そのとき、ゆきりんがプロデューサーをやるってことはないでしょうか、、、?いやないか、、、

どっちにしても、岩崎夢生が作ったこのTokyo Flamingoを、ずっと忘れないと思います。

活動を続けてくれるメンバーをこれからも応援する。僕にできるのはそれだけです。

また細々と応援します。推しちゃん、見に行くからね。待ってるね。

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